では、続けて参ります!
今回はタナカのスーパーレッドホーク・ガスガンです!
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以前、マルシンのレッドホークをご紹介しましたが、タナカのレッドホークはその後にオークションで落札しました。
マルシンのはガスガンとしては失格で話に成らなかったので、信頼のタナカでレッドホークを探していたのです。
落札したのは小さな傷があちこちにあるというものですが、それでも落札額は確か2万円もしてなかったと思います。 

◆評論◆
 さて、評論するには比較対象があるのが一番ですよね! 幸いな事にマルシン製があるので、それと比較して批評したいと思います。 まあ、結論から言うと、タナカの圧勝なんですが、敢えてその理由を説明したいと思います。

①リアル感
 これは以前マルシンの時にも指摘しましたが、ハンマーを起こした際の音が、マルシンのリアルカートリッジは実銃とはかけ離れたオモチャ音がするのです。 ガシャガシャってww
コレは、金属カートリッジの先端が、バレル側のソケットを舐める様に摩擦してシリンダーが回転するからです。
実銃は、カートリッジの先端が摩擦するなんてあり得ませんからねw
その点、タナカのは実銃と同じ様にスムースにシリンダーが回ります。 尚且つ、実銃と同じ様にシリンダーが金属で、そのシリンダーを叩くシリンダーストッパーも金属なので、金属を金属で叩く時に出る美しい音色を奏でるのです。
このタナカのレッドホークの音は、『ジャキッ!』という気持ち良い音がします。 M29とは異なる音です。

②重量
 マルシンが900gでタナカは984gです。 タナカの方が重い。 マルシンは金属カートリッジでウエイトを稼いでいるが、シリンダーはプラスチックで軽い。 方やタナカはシリンダーが金属で、更に中に入ってるガスタンクも金属で重い。この差でしょうね。

③射撃性能
 これもタナカが圧倒的に上です。 夏場だと初速80代が出ます。 命中率はバレルが長い理由もあり、非常に良いです。マルシンのは話に成らないので、もうずーっと箱に閉まったままです。
更には、タナカのガスガンはガスの燃費が非常に良いのです。
『マルシンのガスガンはなぜガスの燃費が悪いのか?』という事について、深く考えた事があるのですが、やはりこれは構造上の問題だと思います。
マルシンのリアルカートリッジは、金属カートリッジの先端に、バレル側にあるソケットをバネで押し付ける様にしてガス漏れを抑えているのですが、これがガス漏れだらけなのです。ソケットを被せても、そこから充分ガスが漏れているのです。かと言って、ソケットのバネを強くして押し付けたらシリンダーが回せなくなります。たとえどれだけの力でソケットを押し付けても、構造上ガスは洩れますね。 だから、一度の発射に沢山のガスを噴出するしかないので直ぐに無くなるのでしょう。 勿論、ガスタンクの大きさも影響していると思います。
個人的な意見ですが、モデルガンとガスガンは分けるべきだと思いますね。 
モデルガンは、スイングアウトしてカートリッジを込めるという楽しみと、火薬で発火させて爆音を楽しむのが良いですね。

④タナカ VS タナカ
 ついでに言うと、タナカのガスガンとモデルガンを比較すると、ハンマーを起こした際の音はガスガンの方がよりリアルで美しい音を奏でます。 理由は、シリンダーがガスガンは金属で、モデルガンはプレスチック樹脂だからです。 これが、金属のシリンダーストッパーで叩いた際に音の違いが出るのです。 金属を金属で叩いた音か? それとも樹脂を金属で叩いた音か?となると、当然金属を金属で叩いた音の方が甲高く、リアルに違いのです。 樹脂を金属で叩くと、くぐもった音になります。

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⑤総評
 重さが1キロ程あり、イイですね! 更には、一切のガタ付きが無く、しっかりと出来ています。 さすがタナカワークス! 業界のフェラーリ・ランボルギーニと呼ばれる質の高さは群を抜いています! この時代にタナカワークスはトワイライトクロームと、ミッドナイトゴールドの2種類を数量限定で製造しており、素晴らしさの頂点を極めていた時代です。
つい先日、トワイライトクロームのタナカ・レッドホークがオークションに出品されてましたが、落札額は2万4千円でした。【幻のトワイライトクローム】だけに、相当迷ったのですが、『既に一つ持っているのだから我慢しろ!』と自分に言い聞かせて諦めましたww

◆トドメ!◆
 あ、後残念ながら、タナカはスーパーレッドホークをもはや製造してませんので、欲しい人はオークションで見つけるしかありませんww 所有しているオーナーが手放さない限り、そしてタイミング良く見つける事が出来ない限り、手に入らない幻の製品なのです。 それは丁度、ランボルギーニ・カウンタックと同じで、幾らお金が有ってもオーナーが手放さない限り手に入らないというものw
もどかしいでしょ?w
欲しくてお金もあるのに手に入らないというイライラ感ww こんな事を言うと、またタナカが製造し始めるかな?

●余談●
 今月のあたま、3月5日にこのブログでニューモデルアーミーをご紹介したでしょ? その時、ショートバレルではなく、長いバレルのが欲しい! 何年来販売してないという不満を述べてたのですが、その後直ぐにハートフォードが再販開始しました!ww

コレが格安の組み立てモデル↓ たったの1万5千円程度。

★ニューモデルアーミー・ロングバレル 組み立てキット

コレが既に出来上がったモデル↓ ややお高い2万6800円

★ニューモデルアーミー・ロングバレル木製グリップ

このブログ読んでないか?w 凄いタイミングとしか思えないw
あ、因みに俺は1万5千円の組み立てキットを予約購入しました。
販売は5月頃だそうです。